パレット通信 vol.42 2016年6月

絞り出しても何も出ない・・・。
ということはよくあって、何のことかというと、このおたよりのメッセージの欄に何を書くかということをいつも考えています。
 書くことが苦手なので、いつも何を書こうということは思っていて、書くネタを考えています。だいたい、今回はこんなことを書こうということは、書く前にはなんとなく内容が固まるのですが、今月は何も思い浮かびませんでした。
皆さんの生活や、生活の参考になるようことを書ければいいのですが、取るに足らない雑感のようなものしか書けなくてお恥ずかしい限りです。

お年頃あれこれ☆
このお仕事は人の成長を見守れる本当に素敵な仕事だと思います。
 学校や幼稚園の先生のように毎日会いませんが、学校や幼稚園の先生よりずっと長い間、その生徒さんの成長に関わることができます。
 あんなに幼かった子がこんなことができるようになったと感じることができるのはとても本当に楽しく、うれしい瞬間です。
 長い間の成長を見守っていると、なんかうじゅうじゅしてなかなかからが破れないスランプに陥りやすい時期があるとなんとなくわかってきました。
 全ての人に当てはまるということではありませんが、小学校生活でも中だるみの時期になってくる3~4年生ごろ。
そして、学校の勉強の内容も少し難しくなりますよね。今まで習ったことを総合して割り算の筆算等、割り算と言いながら、掛け算足し算引き算ができないとできなくなる。今まで、やってきたことを総合してして計算していきます。
 ピアノの場合も結構似ていて、習う内容も少し難しくなってきて、楽しい楽しいだけでは弾けなくなってくる。楽譜を見ると楽譜の音もだんだん多くなってきて、複合的に楽譜に向き合わないと音楽にならないので、ちょっと煮詰まってくる人はいます。
このあたりは、その人の性格で大きく違っていると思いますが、要領いいタイプの子でも、今までは感覚だけで処理で着ていたものが、知性を使わないと処理できなくなってくるということです。これも乗り越えると時間をかけなくてもできるようになるんですが、知性に目覚めるという手前でスランプに陥って、なんかよくわからないからお手上げ・・・・ということもあります。
外的な要因もあって、学校の友達との遊びがめっちゃ楽しくなってくるころでして、ピアノにあまり気持ちが向かない時期でもあります。
それでも5年生くらいなってくると、ちゃんと知性のバランスも整ってきて、だんだんと手がかからなくなってきますよ。
なので、3~4年生は脱皮の時期とおもい、気長に見ています。なるべく早く脱皮できるように私もお手伝いしています。

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