自分なりの表題を持つこと。
ピアノを弾く人なら誰もが知っているブルグミュラー!
ピアノの初心者の一つの目標でもあるブルグミュラー!
先々週ブルグミュラーデビューしたSちゃん。
張り切ってしっかり自宅練習して来てくれました。
ブルグミュラーのタイトルって子供にはわかりにくいものが多いんですよね。
例えば「無邪気」って言われて、言葉の意味はどういう意味で、その意味がどんな情景を表しているか?
経験値が低いこどもでは「無邪気」
ということばや意味から、情景を想像し、音色につなげていくことは難しいです。
なので、言葉の意味からを説明して、どんな情景なのか一緒に、考えて、子供がイメージつかみやすいサブタイトルを一緒に考えるようにしています。
イメージする音色やフレーズの土台を作っていくことが大事だと思い、日々レッスンに当たってます。
タイトルから演奏を考えることは、とても大切だと思います。
成長して、曲が難しくなってくると表題がついている音楽の方が少なくなってきます。
例えばソナタ、即興曲、スケルツォ、プレリュードといった感じです。
もちろん、それらのことばにも意味があるのですが、今度は楽譜の音からイメージを膨らませて、
「この部分は泣いてるみたい」にとか
「ここは焦りを感じられるように」と、自分で音色や世界観を作って行かなくてはなりません。
楽譜を深く読み込むことって大人でもとても難しいけれど、
理想は!
楽譜を深く読み込めるようになること、そこから自分の思い描く物語の流れを感じて曲を弾いていくことができたらきっといい演奏になるんじゃないかなあと思います。