両手で弾けないんだけど?

枚方市牧野の個人ピアノ教室 パレット音楽教室のハットリです。

ピアノは両手で弾きます。当たり前だけど・・・
「片手ですらすら弾けてたのに?あれ?両手で弾けないぞ!」
「左右それぞれのリズムが違うとなんか変!」
という演奏になることがあります。
たとえばこのような譜例。紙に書いてみました。

下が左で、上が右です
バイエルに出てくる付点四分音符のリズムです。
片手で弾くとちゃんと弾けてるのに両手で弾くと「何だかリズムが変だよ?」
という人は結構います。

どうして音楽が滞るのか?変なリズムの演奏になるのか?
簡単です。
そういう人は、右手が左手を待ってしまうからです。
あわせようあわせようとすればするほど、音楽が停滞し
どうしても遅れてしまうのです。
淡々と左手を演奏していくと流れは止まりません。
タイミングを取りすぎないようにすることが大事です。

ポイントは左手は右手を待たないこと!
正解としては左手の流れ(伴奏)に右手のメロディを乗せてあげるというのが一番

左がメロディーで右が伴奏ってこともあるので、その時は逆にすればいいのです。
だけど左がメロディーの時に音楽が停滞して進まないってことはあまりないですね。
恐らくですが、右手が利き手という人が大半なので、右手が主、左手が従のように脳が捉えがちなのかもしれませんね、

それでも、両手で弾くのが下手なんだけど?というときは、
なので、練習の手順はこんな感じです。

①片手ずつで間違えずに弾けるようになること。
②フレーズのなかの1小節ずつを止まらないで両手で弾く。
③フレーズが終わるところまで止まらない両手で弾く。
ということを繰り返していきます。

そんな事やってたら、いつまでたっても練習がおわらないじゃないか!という声が聞こえてきそうですが、大丈夫ですよ。
なぜなら、だんだんとその曲のリズムのパターンを体が理解していきます。
この場合は体が慣れるまで練習できていないだけです。
(慣れるまでの時間には個人差もあることはお忘れなく・・・。早い人も遅い人もいます。)

しかも、音楽くりかえしの塊です。
前にひいたフレーズが何度も繰り返し出てきますよね。
だから、ちょびっとずつ弾けるようになりましょう。

それと、一度できるようになったら、次に同じようなものが出てきたら、
そんなに苦労せずに弾けるようになっていますよ。
つぎは、もっと上手に弾けるようになっているかも???

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