パレット通信 vol.28 2015年4月
いよいよ春本番ですね!
先月の終わりには発表会の曲をもらったことと思います。
発表会に向けて春休みの間にしっかり練習してきてくださいね。
発表会の曲はいつもよりも少し難しい曲を渡します。
戸惑うこともあると思います。ですが、いつも簡単にできる事ばかりやっていては成長しません。毎日少しずつ取り組んでいけば期日までに仕上がると考えたものを渡していますので、いつも通りこつこつと取り組んでください。ちょっとずつやっていけば、弾けるようになってきます。
いっぺんに上手にはならなくていいのです。
少しずつ3か月かけて上手なればいいのです。
そこで年代別の練習の取り組み方(毎年出る話題ですが…)
- 幼稚園のうちはおそらく、ピアノはおうちで毎日練習するものという認識はありません。恐らくまだ一人で練習できないと思います。(ピアノの前に座っていられない)年長さんくらいになれば、だんだんと自分でピアノに向かうこともできてくるかと思いますが、それも声をかけられたらだと思うのです。
小さいうちは他の楽しいことでいっぱいです。集中力もありません。一緒にピアノの前に座ってあげることが必要な場合もあります。まず大事なのは、ピアノに向かう習慣です。習慣がつけられるよう一緒にピアノの前に座ってあげるだけで構いません。「教えられない」ということもあると思いますが、一緒に座って聞いてくれているということが、とても上達につながっていると思います。忙しいかと思いますが、一緒にピアノの前に座ってあげる事をしてあげてください。
- 低学年のうちは練習の習慣をつける時期ですので、こまめな声掛けをお願いします。集中力が持たないときは10分ずつ分けてでも構いません。
ピアノに向かう習慣をつけましょう。机に向かって勉強する習慣をつけるのと一緒です。毎日ちょっとずつやりましょう。
- 中学年のころは友達との遊びが楽しくなる時期ですので、晩ご飯の前とか宿題が終わったらなど、約束を決めて(これは幼児や低学年の人でもいえることですね!)ピアノに向かうことを実践しましょう。口答えされて、ムカッとくることもあるかと思いますが、そこはぐっとこらえて涼しい顔でスルーです。バトルしな~い。
- 高学年になれば、自主的に練習する習慣がそろそろついているはず!です。
ついていないなら、最後のチャンスと思って練習する習慣をつけましょう。
ピアノに向かう習慣がつけば、机に向かう習慣こともできるようになってきます。
中学生になった時に部活が忙しくても机に向かう。ピアノに向かうことができるよう、今から習慣を身につけましょう。
高学年になれば塾通いをしている人もいます。塾との両立に悩むこともあると思いますが、一日にたくさんやろうとしたりして無理をしないで「今日はここまでやろう。」「今日は時間がないからハノンだけ」と少しずつ練習すればいいので思います。
中学受験で志望校に合格することは一つのゴールと考えてしまいがちになってしまいますが、そこは次のゴールへのスタートラインにすぎません。早い段階でピアノから離れてしまうと、受験が終わってピアノに戻った時に驚くほど弾けなくなってしまいます。勉強の息抜きにピアノに触れておくということは絶対にお勧めします