パレット通信 vol.46 2016年10月

研修に行っています。(リトミックって・・・)
以前にも書いたかもしれませんが、月1回程度ですが、リトミックの研修に行っています。リトミックはもう8年くらい色々な研修に足を運びましたが、すごく奥深くてまだまだ私なんてリトミックの洞窟の入り口に立ったくらいで、全く深淵を見ることはできてません。本当に奥が深いです。2年前に知り合いの先生の紹介で、素晴らしい先生に出会い、やっとリトミックというものが分かってきました。そして、月一回ではわからんということが最近分かってきました。
 幼稚園や保育園等でもリトミックは取り入れられていますが、本当のリトミックってほとんど行われていないように感じますね。うちにも幼稚園や保育園の先生が習いに来られています。「うちの園でもリトミックやってます!」とおっしゃるので内容を聴いてみると、「それはお遊戯だよね」と私でもわかる内容のものがリトミックとして教育されていることが多いように思います。それが世間にリトミック=お遊戯という誤解を生んでいるような気がします。
 もともとリトミックというのは、ダルクローズというスイスの音楽の教授が、音楽専門の学生があまりに音楽の基礎的なことが理解できていないこと教育されていないことに気づきました。そこで彼は音楽の基礎を音楽の学生に教育する目的で、リトミックを開発しました。そして、どの年代にこの教育を施せば、効率が良いかということを実験したところ一番効果が高かったのが幼稚園の年代だったということで、リトミック=幼児教育となり、リトミックが幼稚園・保育園にも取り入れられていきました。だから本来は、なので、リトミックはお遊戯ではなく、音楽教育なんです。大人のためのリトミックや高齢者のためのリトミックもあるんですよ。
 大人の方で、演奏がうまくいかないケースはこの音楽の基礎の部分が定着していないことが多いように思います。音楽を体幹で感じ表現できないと、体の細部で(指先や足先)で表現するのは難しいです。リトミックでは色々な感(リズム感・音感…)を研ぎ澄ましていくことの手助けにとても役立っていると思います。音が伸びる感じ、跳ねてる感じ。私は音楽にはこの○○な感じがとても大事だと思います。
音楽をよりよく演奏することはもちろん、それ以外の形でも音楽を表現したり。感じたりできることを目指して、これからも勉強していきます。

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